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「在宅ホスピスボランティア養成講座」

 B 岡部医院でのこれまでのボランティア活動を通して
   講 師 : 大 崎 常 善 さん
         
鍼灸師

   「ボランティア活動を通して」


   @自己紹介から発足の経緯

    2000年4月、介護保険の始まったこの年に岡部医院ホームヘルパー
   として入職をし、その翌年に二人の独居の方との出会いがありました。
   「独居の方を最後まで在宅で支えていくには何が必要か?」ということ
   で、仕事が終わった夕方以降に訪問をして、一緒にお茶を飲み、夕飯食
   べ、消灯をして帰りと、こういった係わりの中から、在宅でのボランテ
   ィアへのニーズを探ろうというのが、爽秋会でのボランティア活動の始
   まりでした。

    その後、鍼灸師の資格を取りましたが、ボランティアの仕事を中途半
   端に終わらせたくないと頑張ってきましたが…結局は、中途半端になっ
   てしまっていることが多く、その反省のお話を中心に、また、実際に行
   ってきた季節の行事、見守りの事例などをお伝えし、今後、どのような
   在宅でのボランティア活動が望まれるのかということを一緒に考えてい
   ければと思います。

   A岡部医院での登録について

    学生を中心に大学の中にあるボランティアセンターを通じ、学生の紹
   介をしてもらっています。それから面談をして、爽秋会の理念、発足の
   経緯等をお話し、守秘義務の徹底だけを十分に伝えてから、まずは季節
   の行事から参加をしてもらっています。

   B写真を使い、季節行事の紹介

    花見、バーべQ、芋煮会、クリスマス会

   C見守りに入った事例から

    日中独居の方への見守りということで、10時〜20時までの間をホー
   ムヘルパーとボランティアで介護体制を整えることになった。
    自身(コーディネーターとして)の反省点ばかりですが、まずは直接
   お会いし調整しなかったことにより、患者さんはもちろん、ボランティ
   アの方とのニーズの擦れが生じてしまったこと。ホームヘルパーとボラ
   ンティアの違いは?等、受け入れる側(岡部医院の職員)への十分な説
   明が欠けたことも活動に支障をきたした。

   Dボランティア活動記録から抜粋したものを紹介

    今日の感想は→まず戸惑いました。時々物音などに反応し目を覚めら
   れても、ほぼヘルパーの行動を見ているばかりで、見守りとは何だろう
   と考えてしまいました。しかし、不安になったり涙目になる時に、手を
   握るとギュッと離さない力強さ、家族の方が帰ってきて、「やっぱり誰
   かみててくれると気持ちが楽だわ」とおっしゃったのを聞いて、自分の
   役割が少し見えた気がしました。ただ居るだけだけど、ただ居るだけじ
   ゃないんだと思いました。(大学生のボランティアより)

   Eまとめ

    患者さんとボランティアをつなぐ架け橋、ボランティアの方のフォロ
   ー。モチベーションの維持、受け入れる側の職員への教育等、兼務とし
   て成り立つ仕事ではなく、専門職、すなわち「在宅ボランティアコーデ
   ィネーター」が必要である。
   




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リーフレットはこちらから ダウンロードできます↓
遺族の会 ふれあい
ホスピス 110番
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仙台ターミナルケアを考える会