私たちの命は限りがあり、必ず終わりの日が来ます。終わることは避けられませんが、
問題なのは最後まで尊厳を保つことです。尊厳とは何でしょうか。マザーテレサは身を
もってそれを示しました。
マザーテレサはインドのカルカッタの貧しい人々、ホームレス、瀕死の行路病者などの
最期を看取りました。「死を待つ人々の家」を建て、そこに瀕死の人を集めて世話をし
ました。収容した人々は弱り切って話す力もありません。しかし目に感謝の思いを込めて
息を引き取るそうです。
マザーテレサは言います。「人が最も苦しむものは飢えでもなく、痛みでもなく病気で
もない。それは誰からも見捨てられ、人間として存在意義を失うことである」と。
人間として互いに尊重し合う、これが最も大切だと言っているのでしょう。それを最期
まで保つことが尊厳なのでしょう。我々は尊厳を保って最期を迎えたいし、人の死も
そのように看取りたいものです。
◆第140回「生と死」のセミナー 「看取り方と看取られ方 〜看取る人の納得と逝く人の覚悟〜」 山室 誠 氏 ◆「生と死」のセミナー参加者アンケート ◆「地域が支える命の授業」 〜NHKウィークエンド東北より〜 事務局 中保 良子 ◆第2回役員会議事録 ◆平成30年度「生と死」のセミナー 及び特別講演会予定 ◆青少年のための出前講座実施報告と 今後の実施予定 |
◆シリーズ「今、いかにして死を迎えるか 〜健康寿命を考える〜」(2) 会 長 吉永 馨 ◆随 想 事務局 戸津 啓 役 員 小笠原 義道 ◆事務局よりお知らせ |
※ 会報の詳しい内容をご覧になりたい場合は、仙台ターミナルケアを考える会事務局に お問合せ下さい。 |