■エンディングノートが果たす役割
1.万が一の時に家族が困らない
自分に万が一のことが生じた時に、家族が困惑しないように、あらか
じめ資産情報や書類の所在、葬儀に対する希望などを記入しておくこ
とで伝達できます。
2.自分の備忘録として役立つ
預金している銀行や所有している株式等の情報、各種保険の契約内容
などは、ふだんの生活の中でも記録しておくと色々と役立ちます。
3.思いやりが家族の心を癒す
エンディングノートに自分の人生の終末や死別後に備えた内容を記し
ておくことは家族への思いやりにも通じます。家族に対する想いを綴
っておくことは、遺された家族にとっての心の支えとなるかもしれま
せん。
4.家族で話し合うきっかけに
人生の終末についての話題は、家族からは敬遠されがちです。「この
ノートにまとめてみたよ」と、エンディングノートを切り口にすると、
面と向かっては伝えにくいことも伝えやすくなるでしょう。
5.これからの人生に目が向く
これまでの自分の人生をあれこれ思い起こすことで、自分自身の生き
方、価値観、特性などを再確認することができます。これまでの自分
を客観視してみると、これからの人生の過ごし方に目が向く方が多い
ようです。
エンディングノートを書き進めていくにつれ、最初は漠然としていた自
分の考えがだんだん明確になってきたという方が多くいらっしゃいます。
人の命が有限である以上、人生の終わりを意識することは残りの人生の活
力を生むことにもつながるのかもしれません。「これからやりたいこと」
とは、つまり残りの人生から逆算すると「それまでにやっておきたいこと」
ということになります。そうしたことに気付いていただくという役割がエ
ンディングノートにはあります。最近では若い女性向けのエンディングノ
ートも市販されています。自分の棚卸しをするつもりで取り組んでみては
いかがでしょうか。清月記では自社オリジナルのエンディングノートを無
料で配布しています。どうぞご活用ください。
※エンディングバンクは、葬儀にきてほしい人の住所録や自分史も保存でき、
親しかった人にメッセージを送る設定ができる。サービス開始以来、東
北をはじめ首都圏を中心に全国各地から利用がある。
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http://www.ending-bank.jp