巻 頭 言

   
  「高齢社会の死生観」
           会長 吉永 馨

  

   現在日本人の平均寿命は男女合わせて82歳です。これは歴史始まって以来の
   長寿です。この長寿時代は突然現れました。誠にめでたいことですがその反面、
   人々の死生観に混乱が生じました。その混乱は看取られる側の老人より、看取る
   側の家族に顕著です。

   看取る側は、生命はもっとも大切なものだから、少しでも長くと考えます。こ
   れは昔からの伝統的な考えです。しかしそれは生命の尊厳を必ずしも考慮してい
   ないのです。現在周知のように、一番大切なのは生命の尊厳であり、QOLであ
   るとされていますが、それが守られない事例が多発しています。

   当会の「生と死のセミナー」は生命の尊厳の普及を目指していますが、一般社
   会の認識はまだ充分ではありません。われわれの努力は世間が必要としています。
   今後もこの努力を続けて参りましょう。
  
      

                

 
 ◆「生と死」のセミナーだより

  第133回セミナー
   コーディネーター
         報告者 小笠原 鉄郎 氏
   シンポジスト
         報告者 阿部 京子 氏
             中保 利通 氏
             高橋 通規 氏
             牛坂 朋美 氏
   参加者アンケートより


 ◆報 告
  ターミナルケアに関する出前講座
   実施報告  報告者 事務局
  「こんにちは!赤ちゃん」
         報告者 高橋 ひろみ 氏
  「浦島太郎の気持ち」
         報告者 石上 節子 氏

  「命を考える」報告者 小笠原 鉄郎 氏
             中保 利通 氏
   生徒へのアンケートの感想
  支援者のための出前講座
  「尊厳ある死を迎えるために」
         報告者 石上 節子 氏
 
 ◆みやぎいのちと人権リソースセンター
  活動報告   報告者 事務局長

 ◆平成27年度セミナー予定

 ◆随想「風の電話ボックス」の話
             小笠原 義道 氏

 ◆事務局よりお知らせ



        
 
※ 会報の詳しい内容をご覧になりたい場合は、仙台ターミナルケアを考える会事務局に
  お問合せ下さい。
 



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会報48号  平成27年2月18日発行
リーフレットはこちらから ダウンロードできます↓
遺族の会 ふれあい
ホスピス 110番
仙台ターミナルケアを考える会