巻 頭 言

   
  「生と死―学びが大切」
           会長 吉永 馨

  
   

      

      誰でもいつかは死ぬと知っていますが、死を実感することは殆どありません。
   死ぬのはどこかの誰かであって、自分のことではないのです。自分は生きている
   のが当たり前で、死は無限の彼方に霞んでいます。死は無いに等しいのです。し
   かしそれでは生の尊さ、得がたさが分からず、人生が浅いものになります。昔か
   ら生死を理解することの大切さが言われていますが、理解する人は少ないのです。

    死は身近に経験するか、自分で学ぶしか知る方法がありません。近年、死を身
   近に経験することが少なくなりました。ですから死を理解するには学ぶしかない
   のです。

    当会はガンの患者の苦しみやその家族の悲しみを支えるために設立されました
   が、これを実践しているうちに、最も重要なことは死を学ぶことだと分かりまし
   た。「生と死のセミナー」を活動の中心に据えているのはそのためです。今後もこ
   の活動を通して人生のもろさとはかなさを学び、生命の尊厳を確認し、患者のサ
   ポートと家族の支援を続けてまいりましょう。


              
  

 ◆「生と死」のセミナーだより

  第129回セミナー
   「いのちと心を支えるシンポジウム」
    八神純子ノスタルジアコンサート
   「寄り添うこと」
            八神 純子 氏

   第130回セミナー
   「がんと遺伝とカウンセリング」
         講師 安田 有理 氏


 ◆報 告
  ターミナルケアに関する出前講座
  @命のバトンふれあい講座
   「二つの源流・二人の医師〜緩和ケア
    ・全人的医療を目指して〜」
         報告者 小笠原 鉄郎 氏

  A成人のための出前講座
  みやぎいのちと人権リソースセンター
  活動報告
 
 ◆今後のセミナー予定

 ◆平成26年度総会・特別講演会及び設立
  25周年記念祝賀会案内

 ◆書籍紹介
  「日本にボランティア文化を―高齢化社
   会の現実と対応―市民の立場から」
          会長 吉永 馨 氏
  
 ◆事務局よりお知らせ



        
 
※ 会報の詳しい内容をご覧になりたい場合は、仙台ターミナルケアを考える会事務局に
  お問合せ下さい。
 



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会報46号  平成26年4月16日発行
リーフレットはこちらから ダウンロードできます↓
遺族の会 ふれあい
ホスピス 110番
仙台ターミナルケアを考える会