巻 頭 言 「生とは死とは」 会長 吉永 馨 私たちは生と死を20年以上学んできました。生と死のセミナーも117回を数え ました。なぜこんなに学んでいるのでしょすか。それはよりよく生きるためにほかな りません。 人は生きて来たように死ぬといわれています。それはそうですね。死ぬまでは生き ているわけですから、死ぬ直前の様子は生の最後の様子に過ぎません。立派に死ぬた めには立派に生きなければならないのです。 それにしても生とは何でしょう。死とは何でしょう。深く考えれば分からなくなり ます。20年学んでも分かるわけではありません。しかし多くの死を学び、様々な事 例に触れますと生の尊さ、得難さ、掛け替えのなさが分かってきます。 そうだ、この尊い、得難い、掛け替えのない生をよりよく生きたいと思うようにな ります。それでいいのでしょう。これが私たちの目的なのでしょう。 みなさま、生と死の学びには終わりがありません。今後も今まで通り学びを続けて いきましょう。 |
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◆2010年度定期総会報告 ◆米国における症例研究「怒り」 〜アメリカのホスピス看護師マギー・カ ララナンの著書より紹介〜 (がんにかかった場合の怒りがおもてに 出た症例を紹介) ◆「生と死」のセミナーだより 第115回セミナー 「藤沢町で行ったこと、考えたこと」 講師 藤沢元美氏 2010年度定期総会特別講演 「永遠の命への道」 講師 山浦玄嗣氏 第116回セミナー 「モノを通じて見た現代人の死生観」 講師 鈴木岩弓氏 |
第117回セミナー 「こんな事やってます。考えてます」 講師 S氏(がん患者) ◆青少年のためのターミナルケアに関する 出前講座開始報告 ホームページ紹介 仙台経済界「特集・仙台圏医療崩壊」 からの取材より ◆寄稿 「わたしが死に直面したとき」 吉崎泰博氏 「エッセイ…時の流れ…」 小笠原義道氏 |
※ 会報の詳しい内容をご覧になりたい場合は、仙台ターミナルケアを考える会事務局に お問合せ下さい。 |